EESLISM
EESLISMとは
EESLISM は1990 年以来開発を行っている建築、設備の両方で構成される建築熱環境制御シス テムの汎用シミュレーションプログラムの名称である。EESLISIM 2.0 までは、類型化したサブ システムの組み合わせにより汎用的なシステムのシミュレーションを行うものであったが、 EESLISM 3.5 では、システムを構成する建築要素である室や設備の要素機器などのシステム構成 要素の定義と要素機器の接続関係と制御方法の指定により、自由に構成されたシステムのシミュ レーションを可能とした。EESLISM4.5 は、さらに、仮想機器などシステム熱負荷シミュレーシ ョンの機能を加えたもので1998 年から使用されている。EESLISM5.0 は、経路内の流量の扱い に関する機能を拡張し、2001 年からは、パーソナルコンピュータの目覚しい普及に対応するため、 開発環境をWindows のVisual C++にも対応させた。その後、外部障害物の影による直達日射の 減少や天空に対する形態係数の減少による放熱の減少など、周囲環境の影響を考慮できる機能を 追加し、EESLISM6.0 となった。
これまでの開発状況
1989 年 EESLISM 1992 年 EESLISM 2.0 1996 年 EESLISM 3.5 1998 年 EESLISM 4.5 2001 年 EESLISM 5.0 (4.6) 2003 年 EESLISM 5.3 2008 年 EESLISM 6.0 2010 年 EESLISM 6.5 (2010/07/14 公開) 2012 年 EESLISM 7.0 2014 年 EESLISM 7.2 (2014/03/08 公開)
EESLISM は4.5 までは、EWS(HP9000/425,HP9000/715 およびHP B132L)を用いて開発し てきた。オペレーティングシステムはUNIX (HPUX)、使用した言語はC言語(ANSI C)である。 シミュレーション実行時の入力、出力は文字ファイル形式であるため、他のコンピュータシステ ムを使用する場合でも移植が容易である。
ダウンロード
現在EESLIM7.2がダウンロード可能です。
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問い合わせ
EESLISMに関する質問はこちらまで。
wwd1050@ns.kogakuin.ac.jp